補給戦2

『補給戦』(マーチン・ファン・クレフェ
ルト)

の中で著者は、

ドイツのロンメル将軍が失敗から悟った次
の言葉を紹介しています。

軍隊が戦闘の緊張に耐えるためには、まず
第一に不可欠の条件として武器、石油、
弾薬を十分に貯えることである。

実際のところ打ち合いが始まる前に、

戦闘は兵站将校によって行われ決定される
のである。

いかなる勇敢な兵士といえども銃なしでは
何事もなしえず、銃は十分な弾薬なしには
何事もできない。

だか起動戦においては、

車両とそれを動かす石油が十分になければ
、銃も弾薬も大して役には立たない。

保守修繕も、
敵のそれに対して量的にも質的にも同等で
なければならない。

戦争での勝利を考えると、
どんなに人が優秀で、兵器も優れていて、
戦略もすばらしくとも補給がなされないと
役に立たない事をわかりやすく述べていま
す。

これを企業にあてはめると、まさに企業と
っては、補給がつきるとは、
キャシュがつきる事だと思います。

でんなに将来収益化できる見込みがあろう
とも、
キャシュがつきた時点で存続ができなくな
ります。

なので存続してゆく為の基礎である、
キャシュの尽きてしまうかもしれない、
タイミングを手遅れになる前に予測し、
そのタイミングまでにどんなキャシュを補
給する方法が残されているかを考える事が
重要なのだと思います。

単に現在の事業の中の損益から得られる、
キャシュ以外にキャシュを得られる手法は
ないか等は、

経営者にとって戦略と共に重要な事だと思
います。

尽きてしまえばそこで存続する事はできな
くなるのですから・・・

またキャシュの流れをよく考え、
万が一の時に本当にどうなってしまうのか
はよく研究する必要があると思います。

さまざまな可能性を考え、よくよく調査し
てゆく努力は常に必要です。

その調査や体験があらたな収益源を考える
基礎研究を思いつく可能性を高めてゆくの
だと思います。

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