IT と鉄砲

夏野剛さんはIT革命を農業革命や産業革命よりも、過去
に経験したどの革命よりも影響力のある、有史以来最大の
革命であるにもかかわらず、IT革命によって世界の行動
原理がどうかわったかという「本質」をほとんどの日本人
は理解していないので、個人も企業も国家もやるべきこと
がわからないとのべています。

しかもその環境の変化が、わずか十数年で起こったという
衝撃の事実を知らなければいけないとアドバイスしていま
す。

個人が生き残る為の考え方のたとえとして武田軍と信長軍
の戦いで説明しています。

夏野さんによると、ITは個人にとって、戦国時代におけ
る鉄砲なのだそうです。

長篠の戦いで最強の騎馬軍団と恐れられていた武田軍を信長
軍は鉄砲隊を三列に並べ、順番に発砲する、三段撃ちによ
り攻撃し武田軍は15,000人の内10,000人あまりが
失われたとのことです。

信長以外の戦国大名も鉄砲は取り入れていたのですが、
当時の火縄銃は連射ができず、射程距離も短かった為、
二発目を準備している間に斬り殺されあまり効果をあげ
る事ができていなかった中、信長は鉄砲という新しい武器
の長所と短所を理解して、これまでの習慣にとらわれず、
もっともふさわしい戦術や組織体系を産み出したとの事例を
あげています。

夏野さんのアドバイスは今後私たちがどういった心構えで
ITを利用してゆけば良いか考えるうえで、大変わかりや
すい事例をあげていただいたと思います。

私は感銘をうけました。

そしてさらに、その武器とはSNSで間違いないとまで、
明言されています。

なので、あとは個人がSNSをもっともふさわしい戦略で
利用できれば、生き残れ、幸せな人生を手にいれる可能性
が大きくなってゆくのではないでしょうか。

武器と利用する考えかたまで示して頂いていることを思う
と本当にありがたいと感じると同時になんとしても戦略を
今後考えてゆきたいと思います。

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